金継ぎで最初に消耗する材料、金粉
金継ぎを続けたいけど、金粉がなくなってしまった…そんなあなたに、金継ぎの最後の仕上げで使用する金消粉(0.3g)を販売しています。つぐキット金に含まれる金粉の量(0.1g)の3倍量ですので、さらに多くの器を金継ぎできます。
▼金消粉 0.1gで金蒔きできる長さ(縦22cmの手板の8本分=176cm)
(この商品は0.3gを含むので、理論的には下の写真の3倍金蒔きできますが、初心者ほどより多く金粉を消耗するので、プロの使用量としてあくまで参考まで)
金継ぎを続けられるか不安だった初心者さんの多くは、最もお手頃価格の「つぐキット金」を購入されたと思います。全ての消耗品をこのショップで販売しているので、つぐキットに付属の金粉がなくなった時には追加購入できて安心です。
金粉には種類があるって知ってる?
金粉と一言でいっても、実はさまざまな種類があります。消粉、延粉(平極粉)、丸粉…そして種類によって仕上げの方法も、かかる時間と工程数も違います。初心者がどの金粉を選べば良いか?それは「消粉(けしふん)」です。消粉は最も仕上げの工程数が少なく、簡単でキレイに仕上がる、初心者向きの金粉です。一方、延粉や丸粉は、より多くの工程数が必要になり、真綿ではなく別の道具が必要になります。金粉の種類によって光沢感が違うので、あなたが金継ぎ上級者になったら、ぜひ延粉や丸粉にチャレンジしてみてください!
真綿をセットにしている理由
多くの初心者さんは、金継ぎの仕上げで真綿を使った時に、漆が真綿に直接ついてしまって、真綿がカチカチになることがあります。カチカチの真綿で金継ぎの仕上げを行うと、失敗の原因になります。真綿に柔らかさがなくなってしまったら、新しいものに取り替えていただけるよう、セットにしました。
しかし真綿が金粉を吸い込んで金粉の色になっていくのは、問題ないです。真綿が柔らかいのであれば、できるだけ、金粉が付着した面に新たな金粉をつけて、仕上げの金蒔きを行ってください。そうすることで、金粉の消耗を抑えることができます。もしあなたが、いつも真綿の新しい面(白い部分)ばかりで金蒔きしていたら、真綿が必要以上に金粉を吸い込んで、金粉の消耗が早くなります。金蒔きにちょうど良い「指でつまめる」サイズの真綿をセットにしているのは、あなたの金粉の消耗を抑えるためなのです。
それでも、もっとたくさんの真綿が欲しいと思ったら、別途、真綿だけも販売しています。この商品は、つぐキットに付属の小分けの真綿の約10倍量です。この大きい真綿から、少しずつちぎって、ご使用いただくこともできます。