金継ぎには、修復の工程ごとにさまざまな材料が必要です。金継ぎキットを買う前に知っておきたい、特に消耗しやすい材料をランキング形式でご紹介します。これらはよくなくなり、追加購入のご注文が多いものですが、つぐつぐではすべて単品販売していますので、ご安心ください。
金継ぎ消耗品ランキング
第1位:生漆(きうるし)
金継ぎの根幹となる材料で、器の修復に不可欠です。接着、補強、仕上げまで幅広く使われますが、使用期限は約1年と短いため、適量を購入し、正しく保存することが大切です。
つぐつぐが販売する生漆は 30g入りのチューブタイプ で、1年分にちょうど良い量。チューブタイプなので使いやすく、初心者でも適量を出しやすいのが特徴です。
第2位:金粉
金継ぎの仕上げに欠かせない高価な材料です。初心者ほど多く使いがちですが、技術が上達するにつれて 金粉の無駄が減り、少量ですむ ようになります。
金継ぎが上手な方は、以下のことができています。
- 下地の凹凸がない
- 金継ぎの線が細いこと(各工程で漆を塗る時にはみ出さない)
- 最後に塗る弁柄漆の塗り厚が非常に薄い
この状態になると、金粉が弁柄漆の中に沈みにくくなり、表面積が減ることで 金粉の消費量が減ります。
また、金粉を蒔くときに敷く紙包の外に、金粉をこぼさないことも、消耗を防ぐことで重要です。つまり、 金継ぎの経験値が上がるほど、材料の消耗量が減る のです。
なお、金粉以外にも 銀粉・プラチナ粉・代用金粉 を使って仕上げることも可能です。器の色や風合いに合わせて、お好みの金属粉をお選びいただけます。つぐつぐでは、さまざまな金属粉を取り揃えており、多くのお客様にご購入いただいています。
第3位:砥粉(とのこ)
砥粉は、生漆・水と混ぜて「錆漆(さびうるし)」を作り、器の欠けた部分を埋めるのに使います。錆漆を何度も埋めることで、なめらかな仕上がりになります。
初心者にとって 凹凸が埋まっているかどうかを目で確認するのは難しい ですが、次の 黒漆を塗る工程(第四工程)で筆が凹凸に引っかかる ことで気づくことが多いです。
この場合、黒漆が乾いた後に 水研ぎして、もう一度錆漆を埋め直す のがおすすめです。早く完成させたい気持ちはよくわかりますが、何度も丁寧に錆漆を埋めることで、結果的に 綺麗で早く仕上がる ので、焦らず丁寧に進めましょう。
金継ぎ消耗品がなくなったら、どうすればいい?
つぐつぐでは、これらの消耗品はもちろん 金継ぎキット「つぐキット」 に含まれるすべての材料・道具を 単品販売 しています。さらに、日本国内だけでなく 海外発送 も対応しています。
「初めてなので、まずは少しだけ試してみたい」と思っている方も、つぐキットを購入して 必要な材料を買い足しながら、無理なく金継ぎを続ける ことができます。
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つぐつぐの サイトやブログ には、金継ぎ初心者から上級者までのお悩みに応える情報が満載です。わからないことがあれば、検索すればすぐに解決策が見つかるはずです。
記事だけでなく、YouTubeライブ も定期的に行っており、ライブ配信中に リアルタイムで質問も可能 です。海外の方には日本語の放送で申し訳ありませんが、字幕翻訳をつけて 日本語から英語に翻訳 していただくことで、ご覧いただけます。
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